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相続

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相続は誰にもやってくるものですが、相続税法がいつの間にか変わっていたり、知らないと損をするような事も多々ありますので、ご紹介出来ればと思っております。

例えば、毎年110万円の生前贈与なら、税金対策になる、等と聞いたことがある方も多いかと思います。
「暦年贈与」というものですね。

毎年、制度の範囲内で財産を少しずつ相続人へ贈与していき、将来の相続税を減らす目的で遺産の額自体を減らすというやり方です。
これが実は、今年の1月1日から制度変更がされており、持ち戻し期間が7年に増えました。
持ち戻し期間とは、贈与されたタイミングによって、その贈与が無かった事にされてしまう期間なのですが、これまでは相続開始の3年前まででした。
これが何と7年に変更されたのです。

それとタワーマンションが節税対策に利用出来ていたのを大幅に厳しくする、空き家放置のペナルティが6倍になるなど、生前贈与の課税強化が着々と進められているようです。

こういうのは普段のニュースではあまりやってくれないですよね。
よって重要な改正などがあれば、ここでもお伝えしていきますし、あまり細かい計算方法などに拘泥すると分けわからなくなっていきますので、シンプルに損!得!などでわかるようにお伝え出来ればと思います。

■ 質問1
相続登記の義務化とは何ですか?

■ 回答1
その名の通りなのですが、この4月から不動産の相続登記が義務化されました。
あれ?今までは?と思われたかもしれませんが、これまでは、登記の名義変更が義務ではなかったのです。
不動産の所有者が亡くなっても固定資産税さえ支払っていれば、特に何も言われずそのままになっていました。ところが昨今、空き家問題で所有者が分からず自治体の撤去などがうまくいかず様々な問題が生じてきていました。
そこで、所有者を明確にするためにも義務化に踏み切ったのです。
この4月以前に相続された不動産も対象で知ってから3年以内に登記しなければいけないので注意が必要です。
相続人全員の実印と印鑑証明も必要ですので、用意は周到にした方が良さそうですね。

相続登記に必要なもの
被相続人(亡くなられた方)
・戸籍謄本
・改製原戸籍
・住民票の除票か戸籍の附票
相続人
・戸籍謄本
・実印・印鑑証明書
・固定資産課税明細書(毎年4月頃に市区町村から送付)
相続人の内、新しく所有者になる人
・住民票
・登記申請書

■ 質問2
相続が始まる前、生前にやるべき事を簡単に教えてください。

■ 回答2
やっておくと良いのは直筆で遺言を作成してみることです。
作成してみると相続人の人数や範囲を確認するため、家系図も作りたくなってくることが御座います。
そして、自分にはどんな資産があるのか借金はいくらあるか等、財産の状況を明らかにするため、財産目録を作成します。
現金の財産が多いのであれば、早目に生前贈与をしておくのも良いですし、不動産の名義変更も生前にしておくとスムーズかと思います。

まとめると、以下5つ

遺言書作成
家系図作成
財産目録作成
生前贈与
名義変更
といったところでしょうか。

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