「葬儀の事前準備と流れ」について
人の最期は突然訪れる事もあり、また葬儀までのスケジュールがかなりタイトですので、事前準備は欠かせません。
とはいえ、生きている人の葬儀の事前準備って??と考えてしまいなかなか行動に移せないのが現状ではないでしょうか。
実際、病院でご臨終というケースが多いかと思いますが、その後すぐに病院から遺体の移送を要求されます。
自宅安置なのか、葬儀屋の安置所なのか、死亡届を役所に提出しなければいけませんし、火葬許可も取って葬儀の準備をしなければなりません。
まさに、忙殺されます。
よって、事前にやっておくべき事は大きく4つです。
1.喪主を決めておく
2.葬儀屋を決めておく
3.菩提寺の把握
4.葬儀費用の現金確保
ご臨終から葬儀までは数日しかありませんので、取り仕切る喪主を事前に決めておき、葬儀屋もそのタイミングで話し合って決めておくとより良いかと思います。
何故ならば、臨終から半日と待ってもらえず、寝台車を手配し遺体を安置場所へ搬送する必要が有ったり、病院への退院手続、死亡診断書の取得、役所への提出などが同時進行で生じるからです。
葬儀屋が決まっていれば、病院の退院手続と死亡診断書をもらう事以外は、葬儀屋が全て対応してくれます。死亡診断書の提出、同時に火葬許可申請なども死亡から7日以内に役所に対してしなければいけないのですが、このあたりも葬儀屋が代行してくれます。
ご家族は、葬儀へ向け、親族やその他関係者への連絡などやる事が他にも沢山御座いますので、任せる部分は任せた方が良いでしょう。
菩提寺の把握は、現在、家族葬や一日葬など葬儀も多様化している中、菩提寺があるのに勝手に進めると揉める事もあるからです。
葬儀費用は、一般的な葬儀では200万円以上かかるケースも多く、ある程度まとまったお金が必要です。
また、クレジットカード払いに対応している葬儀屋も増えてきていますが、カード会社側で葬儀費用に利用出来なくしていたり、お布施などは対象外ですので、事前に現金を準備しておくと良いですね。
葬儀への準備は、やる事が非常に多いのですが、事前にこのあたりを準備しておくと慌てず、落ち着いた気持ちで看取る事が出来るかと思います。