除夜の鐘がうるさい!騒音だ!として調停にまで発展しているケースが出てきているようですね。
日本の文化、風物詩を騒音だなんて、と思われる方が多いと思いますし、年に1回、1時間くらいの事ですし、我慢できないものかと思われる事でしょう。
しかし、今回調停になっているケースは立地の問題もかなり有り、おもいっきり住宅街なのです。
騒音レベルで言うと82.5デシベル。
騒音に係る環境基準として環境省が公表しているデータによりますと、細かく区分分けはされているものの、夜間では50デシベル以下、日中でも60デシベル以下が基準とされています。
ここでいう夜間とは午後10時~翌日の午前6時までを指します。
因みに、環境基準の適応除外として、航空機騒音や鉄道騒音等が挙げられていますが、除夜の鐘は挙げられておらず、82.5デシベルというのは、電車内の音に匹敵するらしいです。
騒音問題は、当事者にとって深刻で重大な問題ですが、一律に日本の文化・風物詩を規律するのではなく、個別の事情に則し真摯に対応していく事が重要なのでしょうね。