東京オリンピックチケットの受付が始まりましたね。
まだまだ先と思っていたのにアッと言う間です。
受付開始直後から申込みが殺到し130万件のアクセスが有った様ですね。
こういう時は便乗詐欺が横行する様で、テレビニュースでも注意喚起をしていました。
典型的なものとして、「東京オリンピックの入場券を300万円分購入されましたね」等とオリンピック財団を名乗る者等から電話がかかってくるらしいのです。
当然買っていないので、身に覚えが無い旨伝えると、
しばらく経ってから再び電話があり、「調査した結果詐欺犯罪グループのリストにあなたの名前が載ってしまっている。リストから削除しないと銀行口座が差押さえられる可能性がある。」等と脅し、財団の弁護士から追って連絡させるという事になり、次は弁護士から電話が有り、今ならまだ間に合う、個人情報を削除するなら手続きが必要との事で費用の送金を要求してくるというものです。
この様に書くと何でこんな詐欺に引っかかるのかと思われるかもしれませんが、財団や協会、国の機関のような名前が入っている箇所から電話があり、丁寧な対応だと信じてしまいやすい様です。
また話題のオリンピックですから、何かネットで検索している時に間違えて申込みをしてしまったのでは・・・?等という心理も働き応じやすくもなっている特徴がありますね。
なので「便乗詐欺」と言われます。
そこに輪をかけて弁護士から法的な事を言われたら、つい怖くなって支払ってしまう事もあるかもしれないですね。
実際の支払いは個人宅に送金をさせる等怪しい所も沢山ありますので、
少しでも怪しいところがあったら詐欺を疑った方が良いですね。
因みに詐欺被害の損害賠償は、相手が特定し辛く非常に難しいという事、
刑事事件として立件するにも「内心の証明」といって、相手が当初から騙す意思が有った事を立証しなければいけない事、など詐欺加害者を懲らしめるにはハードルが非常に高いという事実もありますので、
怪しい話しは聞かない従わないのが一番ですね。